山名神社は、飛鳥時代の慶雲3年(706年)創建といわれ、主祭神は、 素戔嗚尊(すさのおのみこと) 。
太田川流域にある疫病よけの夏祭りを行う神社で、
京都の祇園社(八坂神社)や愛知県の津島天王社(津島神社)と同じ神様を祀っています。
江戸時代には「 牛頭(ごず) 天王社」とよばれ、明治になってから正式に
山名神社と称するようになりました。
地元の人たちは今でも「飯田の祇園さま」、「お天王さま」と古い名称でよんでいます。
現在の御神殿は享保17年(1732年)に修造したものです。
山名神社天王祭舞楽 【国指定重要無形民俗文化財】
山名神社の舞楽は、地元では「お舞」とよばれています。
室町時代中期の明応5年(1496年)に摂津の四天王寺(今の大阪市)から伝えられたものといわれ、
京都八坂神社の祇園祭の中世の芸能要素を持った舞です。
舞は8段で構成されていて、特に昆虫のかつらを付けて舞う
「 蟷螂 ( とうろう ) の舞」(カマキリの舞)は、全国でもめずらしい舞です。
小國神社、天宮神社の舞楽とあわせて「遠江森町の舞楽」として
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この舞楽は毎年7月中旬の祭り(飯田の祇園祭り)で奉納されます。
森町HPより引用