遠州森のまつり☆歴史編11☆

遠州森のまつり☆歴史編11☆

~明治・大正編~

さて話を元に戻そう。

大正13年に現在の桑水社の屋台が新築され、先代の屋台は睦栄社に売却された。

睦栄社ではすぐさま車輪を中町より買い入れ、森の祭り参加への正式手続きをとって

大正15年より屋台を引き回している。


翌、昭和2年、慶雲社が屋台を新築し正式加入している。


慶雲社のお囃子に対する歴史は古いのだが、なかなか屋台建築には至らず、

荷車に太鼓を積んでもっぱらお囃子中心であったという。

そして、向天方の青年団20名が親たちの反対を押し切って、ついに念願の屋台を新築したのである。

この時の町内青年団の喜びは計りしれないものがあったであろう。

ところが、大当番記録によれば大正11年及び12年に慶雲社の屋台が登場している。

“大正11年10月7日、向天方(慶雲社)ヨリ本年氏神祭典ニ付、屋台引キ回シ参加ヲ申シ込マレタリ”とある。

荷車的屋台を古くから引き回していたことがこの資料によって明らかになったわけである。

睦栄社、慶雲社の加入によって森の屋台は10社となり、

以後、森の祭りを支えていくのである。

そして、時代はいよいよ激動の昭和へ突入する。


※森の祭りHPより引用※


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