わたしの知らない世界☆32☆【再掲】│遠州森町　数珠屋☆粋鳳☆日々是好日☆

わたしの知らない世界☆32☆【再掲】

2020/05/28

こんばんわ。。

お待ちかねの時間です。。

こんやのお話は、ある友人とお客様に聴いたお話です。。

偶然の一致

それはもう何年も前の話です。

ある病院に入院していた友人が、【俺さぁ、この前入院したとき、オバケ見ちゃったんだよな。。】

と。。

話を聞くと、怪我をして3Fに入院していた友人は、夜そう遅くない時間にリハビリを兼ねて廊下を歩き、

階段を降りて昇って・・・

トイレに寄って部屋に帰るのを日課にしていたそうです。

ある日、1Fのフロアまで降りると暗くなった売店の前に置かれたソファーに腰掛ける人がいたんだそうです。

何の気なしに【こんばんわ～】と声を掛け、また階段を上がって行ったそうです。

次の日、また夜の日課をしていると、昨日座っていた人が1Fの階段下におりました。
その日は階段の灯りも有り、おばあちゃんだったことが分かりました。

次の日は2Fの踊り場におり、【おばあちゃんも運動？】と声を掛けるとニコニコしながら会釈をしたそうです。

また次の日・・・
自分の階の踊り場におばあちゃんがおり、【毎日頑張ってるね～】と声を掛けるとまた笑顔で会釈。

感じのいいおばあちゃんだなと思っていたそうです。

するとその次の日、そのおばあちゃん、同じ階の廊下にいたんだそうです。。

毎日見るおばあちゃん。

病院ですし不思議さは感じなかったそうです。

さて次の日・・・
その日は会わずに、【今日はいなかったなぁ・・】と思い布団に入りました。

すると深夜・・・

ベッドのカーテンの向こうに人影が・・・

看護婦さんかな？と思っていると、次に気がつくとあのおばあちゃんがベッドの横に！！

びっくりして声が出なかったのと金縛りのように動けなかったらしいんです。。

するとおばあちゃん、【さみしいんだよ・・・・さみしいんだよ・・・・】と言っていなくなったそうです。。

次の日、もうここにはいれないと先生の言う事を聴かず帰ったそうです。。

それから数年後・・・

この病院に勤務する看護師さんから聴いた話なんですが【前出の話を伝えずに】。。

色んな患者さんがいるもので、その看護師さんが昔いた３Fの部屋でお亡くなりになったおばあちゃんがおり、

子供達がいるにも関わらず、家族は現れず葬儀業者だけが引き取りに来たそうです。。

生前、いつも寂しいと言っていたそうで、人と話をするのが大好きな方だったそうです。。

きっと寂しかったんですね。。

おばあちゃん子だった友人に何かを伝えたかったのかも知れません。。。